「着合わせから手入れまで 着物イロハ事典」
着物の本を30冊読む 03/30
「着合わせから手入れまで 着物イロハ事典」
2012/12/19 成美堂出版 1,300円(外税)
<メモ>
フルカラーで着物の基本がわかる本。前回の「新きもの作り方全書」と出版された時代が違うだけあって、着合わせもモダンな感じ。
また、布地の解説も写真付きなので本当にわかりやすい。
他にも着物の格や季節ごとの着合わせが表になって一目でわかるようになっているのも良い。
他の本と行きつ戻りつできる良書だと思う。とにかく図・挿絵・写真付きなのがいい。
<学び>
今更なことではあるけれど、着物と帯の合わせ方について「大きい柄と小さい柄を合わせると見栄えがいい」というのが分かりやすく全パターン写真で載っていて良かった。
<思うことと考えること>
まず今更だけれど、この本を著しているのは「着物屋くるり」という着物屋さんである。
サイトを見てみればこの本に載っている組み合わせがどういうものかも大体わかると思う。無地に帯などでワンポイントを入れるスタイルが多い。普通に洋服と同じ感覚。
さて、お盆の時に遊んだ友人Mさんに聞いたのだけど、この本が出た2012年ごろはリサイクル・アンティーク着物ブームでいろんなリサイクル着物ショップが次々と立ち上がっていたころらしい。
ブームの火付けがなんなのかはよくわからないんだけれど、おそらく「KIMONO姫」という雑誌が発刊されたから?という説があるよう。
これも2020年の記事ではありますが。
着方としてはあんまり好みのタイプじゃないけど、雑誌として記事が気になるのでブクオフなどで探して買ってみようと思っている(着物の本にも限度があるからな多分)。